「外資系で働く女性って、仕事もできて、収入も高くて、きっと恋愛もうまくいくんでしょう?」
嘘だって(笑)、私が外資系コンサルで働いていた頃、周りには本当に魅力的で優秀な女性がたくさんいました。
知性があり、仕事ができて、経済的にも自立している。
それでも、独身・恋愛に悩んでる人がいっぱいいた。
もちろん、独身だから不幸という話ではありません。
仕事を思い切り楽しみ、自分の人生に満足している人もたくさんいました。
ただ一方で、
「気付けば恋愛から遠ざかっていた」
「結婚したい気持ちはあるけれど、なかなか難しい」
私自身の経験と、当時私が働いていた環境で実際に感じたことをもとに、
なぜ外資系で働く女性は恋愛や結婚が難しくなることがあるのか。
その理由を5つ、お話ししたいと思います。
理由① 男性を見る「基準」が自然と高くなる

外資系で働いていると、男性を見る基準が少しずつ変わっていきます。
もちろん、「年収が高い人しか見なくなる」という話ではありません。
ただ、毎日接する人たちの環境が変わることで、自分の中の「普通」が自然と変わってしまうのです。

外資系と一般企業では、そもそも収入の前提が違う
国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、日本の男性会社員の平均給与は次のようになっています。
| 年代 | 平均年収(男性) |
|---|---|
| 20代 | 約380〜430万円 |
| 30代 | 約530〜610万円 |
| 40代 | 約660〜720万円 |
一方、私が働いていた外資系コンサルティング会社では、
- 20代で年収1,000万円近い人
- 30代で1,500万円を超える人
- パートナーになると数千万円〜それ以上
という世界でした。
実際に外資系コンサル各社の平均年収も1,000万円を超える企業が多く、戦略コンサルでは1,200〜1,500万円台という会社も珍しくありません。
高年収限定お見合いパーティーで感じた価値観の違い
以前、高年収限定のお見合いパーティーに参加したことがあります。
そこで、ある男性と万年筆の話になりました。
私は当時、仕事でモンブランの万年筆を使っていました。
すると、その男性がこう言ったのです。
「モンブランって、インク代も高いですよね。」
もちろん、その言葉自体に悪気はありません。
でも、その瞬間に私は「あ、この人とは育ってきた価値観というより、お金の使い方や日常の感覚が少し違うのかもしれない」と感じました。
私にとってモンブランは、「高級品を持ちたい」というより、毎日仕事で使う道具でした。
外資系では、役職者や上司が自然に使っていることも多く、特別な存在ではありませんでした。
だから驚いたのは、金額の違いではなく、「当たり前」が違うということでした。
恋愛や結婚では、価値観がすべて一致する必要はありません。
でも、毎日の生活で「普通だと思っていること」が大きく違うと、そのズレが少しずつ積み重なることがあります。
外資系で働いていると、その「普通」の基準が、自分でも気付かないうちに変わってしまう。
それが、恋愛や結婚を少し難しくしてしまう理由の一つなのかもしれません。

なにそれ?モンブラン?
理由② 外資系男性が「普通」になってしまう

外資系で働いていると、毎日接する男性のタイプにも偏りが出てきます。
スーツをきれいに着こなし、身だしなみに気を配り、英語で仕事をする。
海外出張や海外生活の経験があり、レストランやホテルにも慣れている。
人前で話すことにも抵抗がなく、初対面の相手とも自然に会話ができる。
もちろん、外資系で働く男性全員がそうだったわけではありません。
ただ、私がいた環境では、こういう男性と接する機会が非常に多かったのです。
毎日接している男性が、そのまま基準になる
人は、自分が日常的に接しているものを「普通」だと感じるようになります。
私の場合、周りにいたのは、仕事ができて、収入も高く、海外経験があり、コミュニケーション能力も高い男性たちでした。
高級なスーツを着ていることも、英語で電話をすることも、海外のクライアントと交渉することも、日常の風景でした。
会食で使うレストランにも慣れていて、ワインや食事の注文も自然にできる。
女性に対するエスコートも、ごく普通に身についている人が多かったように思います。
そういう男性を毎日見ていると、それが特別なことではなくなっていきます。

婚活や恋愛の場で男性に会ったときも、無意識のうちに、普段一緒に働いている男性たちと比べてしまうのです。
「もう少し会話ができる人がいい」
「海外の話が通じる人がいい」
「仕事に対して同じくらい情熱がある人がいい」
そんなふうに、求める条件が少しずつ増えていきます。
本人としては、高望みをしているつもりはありません。
ただ、自分が毎日見ている男性像が、そのまま恋愛相手を選ぶ基準になってしまうのです。
「僕も外資系です」
婚活をしていた頃、ある男性からこう言われたことがあります。
「僕も外資系で働いています」
私は、少し親近感を覚えました。
外資系で働いているなら、仕事の忙しさや海外とのやり取り、会社独特の文化についても話が合うかもしれない。
そう思って、
「どちらの会社ですか?」
と聞きました。
すると、その男性は、
「ヒューレット・パッカードです」
と答えました。
「すごいですね」
と返すと、その後に、
「派遣です」
と言われたのです。
もちろん、派遣社員が悪いという話ではありません。
雇用形態だけで人の価値が決まるわけでもありません。
ただ、そのとき私が感じたのは、同じ「外資系」という言葉を使っていても、想像している働き方や仕事の責任、価値観がまったく違うことがあるということでした。
私にとっての「外資系で働く」は、英語を使い、成果を求められ、大きな責任を背負いながら働くことと結びついていました。
一方、その男性にとっては、外資系企業のオフィスで働いていること自体が「外資系で働いている」という認識だったのだと思います。
どちらが正しい、間違っているという話ではありません。
ただ、同じ言葉を使っていても、その奥にある仕事観や経験、生活感覚が大きく違うことがあります。
恋愛では、会社名や肩書きが同じだから相性がいいとは限りません。
むしろ大切なのは、どんな働き方をしてきたのか。
何を大切にしているのか。
仕事や人生について、どんな価値観を持っているのか。
外資系男性を毎日見ていた私は、知らないうちに、会社名ではなく、その人の仕事への向き合い方や立ち振る舞いまで求めるようになっていたのだと思います。
これもまた、外資系で働く女性の恋愛を難しくする理由の一つでした。
理由③ 仕事が楽しすぎて、恋愛の優先順位が下がる

「仕事が忙しくて恋愛できなかったんですよね?」
そう聞かれることがあります。
でも、私の場合は少し違いました。
もちろん忙しかったのは事実です。
ただ、それ以上に仕事そのものが本当に楽しかったのです。

世界を動かしているような仕事をしていた
私が担当していたのは、日本だけではなく、海外とも関わる大きなプロジェクトでした。
海外のメンバーと英語で会議をし、世界中のクライアントと仕事を進める。
何億円、何十億円というプロジェクトに関わり、自分の提案が企業の意思決定に影響する。
毎日が刺激的でした。
朝起きると、
「今日はどんな問題を解決するんだろう。」
そんな気持ちで会社へ向かっていました。
難しい案件をチームで乗り越えたときの達成感。
クライアントから感謝されたときの喜び。
海外のメンバーと一つの目標に向かって仕事を進める高揚感。

当時の私は、本気で、
「世界を少しだけ動かしている。」
そんな感覚を持っていました。
だから仕事が終わっても、
「早く帰って恋愛しよう。」
という発想にはなりませんでした。
仕事だけで十分に毎日が充実していたのです。

会社そのものがコミュニティになる
外資系は、仕事だけでは終わりません。
プロジェクトが終われば打ち上げ。
海外からメンバーが来れば歓迎会。
出張へ行けば、その土地で一緒に食事をする。
金曜日になれば飲みに行く。
休日もゴルフやイベントに誘われる。
気付けば、一緒に過ごす時間のほとんどが会社の人たちでした。

職場というより、一つのコミュニティだったのです。
仕事の相談もできる。
人生の相談もできる。
一緒に笑って、一緒に悩んで、一緒に成功を喜ぶ。
そんな仲間がすぐ近くにいました。
だから、不思議と寂しさを感じませんでした。

恋人がいなくても毎日が充実していて、人とのつながりも十分にある。
恋愛をしなくても、心が満たされてしまう環境だったのです。
もちろん、それ自体は悪いことではありません。
ただ、恋愛は優先順位を上げなければ、自然に始まるものではありません。
仕事が面白く、仲間にも恵まれていると、
「恋愛はそのうちでいいかな。」
そう思っているうちに、あっという間に一年、二年と時間が過ぎていきます。
私自身も、振り返ると、恋愛を後回しにしていたというより、
仕事が楽しすぎて、恋愛を考える時間すらなかった。
それが一番近い表現かもしれません。
理由④ 長時間一緒に働くことで、恋愛に発展しやすい環境もある
外資系では、社内恋愛が珍しいものではありませんでした。
もちろん、すべての会社がそうとは言えませんし、私が働いていた環境で見聞きした話です。
でも今振り返ると、恋愛に発展しやすい条件がそろっていたのだと思います。

一緒に過ごす時間が圧倒的に長い
プロジェクトが始まると、朝から夜遅くまで同じメンバーで仕事をします。
海外出張に行けば、飛行機もホテルも食事も一緒。
締め切り前には深夜までオフィスに残ることもありました。
同じ目標に向かって何週間、何か月も走り続ける。
困難なプロジェクトを一緒に乗り越え、成功した瞬間には、言葉では表現できない達成感を共有します。
こうした経験を積み重ねると、自然と距離は近くなります。
心理学でも、「一緒に過ごす時間が長いこと」や「困難を共に乗り越える経験」は、親近感や信頼感を高める要因の一つとされています。
恋愛をしようと思って近づくというより、仕事をしているうちに、お互いを深く知るようになる。
そんな環境でした。

私が実際に見てきたケース
実際に、社内恋愛から結婚した人も何組もいました。
一方で、驚くようなケースを見ることもありました。
家族写真を机に飾っている既婚男性が、別の社員と親密な関係になってしまったケースです。
写真には、とても素敵な奥様とお子さんが写っていました。
その光景を見ていた私は、
「こんなに幸せそうな家庭があるように見えても、こういうことは起きるんだ。」
と大きな衝撃を受けたことを覚えています。

もちろん、これは私が当時の職場で実際に見聞きした一例であり、外資系だから起こるという話ではありません。
どんな職場でも、人は長い時間を一緒に過ごせば、お互いを理解し、信頼し、時には恋愛感情が生まれることがあります。
ただ、外資系のように長時間を同じチームで過ごし、強いプレッシャーの中で仕事をする環境では、その可能性が高くなることはあるのかもしれません。
私は、その環境を実際に見てきた一人として、そう感じています。
理由⑤ キャリアを優先する空気があった

私が働いていた頃の外資系には、
「まずは成果を出す。」
そんな空気がありました。
もちろん、会社や時代によって違いはあります。
また、現在は制度も働き方も以前より改善されている企業が増えています。
それでも当時の私がいた環境では、仕事を最優先にすることが、ごく自然な価値観でした。
成果を出すことが評価につながる世界
外資系は、とてもフェアな世界です。
年齢や性別ではなく、成果で評価される。
結果を出せば昇進し、給与も上がる。
逆に、成果を出せなければ評価も下がる。
だからこそ、多くの人が仕事に本気でした。
女性だからという理由で評価が下がることは少ない一方で、
女性だからといって配慮される世界でもありません。
男性も女性も同じ土俵で戦う。
それが外資系の魅力でもあり、厳しさでもありました。
私の周りにも、
「次はマネージャーになりたい。」
「海外赴任に挑戦したい。」
「もっと大きなプロジェクトを担当したい。」
そんな目標を持って働く女性がたくさんいました。
キャリアを築くことは、とてもやりがいがあり、誇らしいことでした。
だから恋愛や結婚よりも、
「まずは今の仕事を頑張ろう。」
そう考える人が多かったように思います。

出産・育児との両立に悩む女性もいた
もちろん、結婚して子どもを育てながら活躍している女性もいました。
産休・育休を取得して復帰する人もいましたし、管理職として働き続ける人もいました。
ただ一方で、
「子どもを産んだら、今までと同じ働き方はできないかもしれない。」
「第一線から外れたと思われるのではないか。」
そんな不安を口にする女性も少なくありませんでした。
実際にそう評価されていたというより、
本人がそう感じてしまう空気があったのです。

そのため、
「もう少し昇進してから結婚しよう。」
「このプロジェクトが終わってから子どもを考えよう。」
そうやって人生設計を少しずつ後ろへずらしていく人もいました。
私自身も当時は、
キャリアを積み上げることに夢中で、結婚や出産について深く考える余裕はありませんでした。
今振り返ると、
仕事も人生の大切な一部ですが、それだけが人生ではありません。
だからこそ、仕事で得たいものと、人生で大切にしたいもの。
その両方を、ときどき立ち止まって考える時間も必要だったのかもしれないと感じています。
私の体験談|「このままじゃダメだ」と体が教えてくれた日

でも、その頃の私は、少しずつ限界に近づいていました。
朝起きても疲れが取れない。
なんとなくフラフラする。
踏ん張りがきかない。
でも私は、
「最近、運動不足だからかな。」
そう思っていました。

今考えれば、完全に感覚が麻痺していたんです。
周りには、もっと忙しく働いている人がいました。
みんな普通にこなしている。
だから私も、
「このくらいで弱音を吐いちゃダメだ。」
そう思っていました。
そしてある日、私はほとんど練習もできていない状態で、荒川ハーフマラソンに出場しました。
今思えば、睡眠も足りていませんでした。
それでも、
「みんなできているんだから、私もできる。」
そう思っていたんです。
完走はできました。
でも、ゴールした瞬間、立っていられないほどの強いめまいに襲われました。
最初は、
「低血糖かな。」
くらいに思っていました。
少し休めば大丈夫。
そう信じていました。

でも数日後、銀座を歩いていたときでした。
突然、景色がぐるぐる回り始めたんです。
まっすぐ歩けない。
タクシーに乗ろうとしても、立っていられない。
そのまま私は仕事を続けられなくなり、休職することになりました。
当時は、「早く元の自分に戻らなきゃ」としか考えていませんでした。
薬を飲みながら、
また前みたいに働こう。
また戻ろう。
そう思っていました。
でも、休んでいる間に、自分に問いかけたんです。
私は、本当はどんな人生を送りたいんだろう。
その答えは、
「もっと出世したい。」
ではありませんでした。
- 私は結婚したかった。
- 子どもが欲しかった。
- 安心できる家庭を持ちたかった。
- だから私は婚活を始めました。
自分の考え方や自己肯定感を見直しながら、一歩ずつ前へ進みました。

その結果、ニュージーランド人の夫と出会い、結婚し、今では子どもにも恵まれました。
正直に言うと、最初は夫の肩書きにも惹かれていたと思います。
彼も外資系企業でアジア地域を担当するマネージャーでした。
当時の私は、まだ「外資系の価値観」の中にいたからです。
でも、一緒に暮らす中で気づきました。
私が本当に求めていたのは、肩書きでも年収でもありませんでした。
安心して笑える毎日でした。
- もし、あのまま外資系で走り続けていたら。
- もし、あのとき体が止めてくれなかったら。
- 今の私は、ここにはいなかったと思います。
実は当時、心の中でずっと思っていたことがあります。
「誰か、ここから私を連れ出して。」
でも、今なら分かります。
私を救ってくれる人なんて、どこにもいませんでした。
人生を変えられるのは、自分だけだったんです。
だから、もし今この記事を読んでいるあなたが、
「本当は結婚したい。」
「本当は子どもが欲しい。」
「でも仕事が忙しすぎる。」
そう思っているなら、その気持ちを無視しないでください。

キャリアを選ぶ人生も素晴らしい。
家庭を選ぶ人生も素晴らしい。
どちらも選ぶ人生だって、もちろん素晴らしい。
そして、外資系で戦ってきたあなたは、本当に優秀です。
プロジェクトを動かし、人をまとめ、成果を出してきたその力は、資産形成にも必ず生かせます。
(動画は、夜の家族タイム。みんなで塗り絵をやる、外資時代に育児?絶対、ムリだったと思う)
最後に
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
今回は、私自身が外資系コンサルで働いていた経験をもとに、
「なぜ外資系で働く女性は恋愛や結婚が難しくなることがあるのか」
というテーマについてお話ししました。
もちろん、これはすべての外資系企業や、すべての女性に当てはまる話ではありません。
ただ、私自身がその環境で働き、実際に感じてきたことです。
そして私が一つだけ確信していることがあります。
外資系で働いている女性は、本当に優秀です。
- 目標に向かって努力する力がある。
- 学ぶ力がある。
- 行動する力がある。
だからこそ、その力を仕事だけではなく、お金や人生設計にも向けたら、大きく人生を変えることができます。

私自身も、お金について本気で学び、資産形成に取り組んだ結果、約2年半でFIREを実現することができました。
そして今は、自分の意思で働くというライフスタイルを選んでいます。
一方で、私自身は昔、自己肯定感がとても低く、恋愛や婚活ではたくさん悩みました。
だからこそ、「仕事だけではなく、人生全体が幸せになること」の大切さを強く感じています。
その経験から、2017年にニュージーランドへ移住して以来、女性の人生をサポートするライフコーチとして活動してきました。
これまでに、婚活や結婚、パートナーシップ、資産形成、FIREなど、それぞれの目標に向かって挑戦する多くの女性をサポートしてきました。

実際に、私の受講生の中からもFIREを達成した方が生まれています(画像は、会社員からFIREの準備をする生徒とのLINE)
「どうやって2年半でFIREできたの?」
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どれか一つを諦めるのではなく、自分らしい幸せを選べる女性が、一人でも増えたらうれしいです。



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