こんにちは。
最近、YoshieさんのYouTubeを知り、高収入の女性や専門職の女性が、仕事を辞められずに苦しんでいるというお話を見ました。
まるで自分のことを言われているようで、思い切ってLINEしました。
私は42歳、独身の精神科医です。
現在は病院に勤務していて、当直などを含めると年収は1,400万円ほどあります。
私の家は、祖父も父も兄も医師です。
母は医師ではありませんが、「うちの家系なら医者になって当然」という考えが強く、子どもの頃から、医学部以外へ進むという選択肢はほとんどありませんでした。
でも、正直に言うと、私は兄のように成績が良かったわけではありません。
医学部に入るまでに浪人もしましたし、入学してからも勉強についていくのが大変でした。
国家試験にもどうにか合格し、周りからは「よく頑張ったね」「これで一生安泰だね」と言われました。
でも私自身は、医師になれたことがうれしいというより、「やっと家族をがっかりさせずに済んだ」という気持ちの方が強かったと思います。
研修医になってからも、自分は医師に向いていないのではないかと、ずっと感じていました。
血を見るのが苦手で、体力にも自信がなく、外科や救急は自分には絶対に無理だと思いました。
当時の私は、精神科なら外科ほど体力的に厳しくなく、手術もないので、自分でも続けられるかもしれないと思って選びました。
でも実際は、まったく楽な仕事ではありませんでした。
患者さんの苦しさを毎日受け止め、家族から強い言葉をぶつけられることもあります。
自傷や自殺のリスクがある患者さんを担当すると、家に帰ってからも「何か起きたらどうしよう」と考え続けてしまいます。
人の心を支える仕事なのに、自分自身の心はどんどんすり減っています。
患者さんの前では冷静な医師として振る舞っていますが、本当は私の方が逃げ出したいと思う日があります。
こんなことを言うのは無責任だと思いますし、患者さんにも申し訳ないです。
でも、もう医師を辞めたいです。
私が本当に好きだったのは、ピアノです。
子どもの頃からピアノを弾いていて、高校生の頃までは、音楽大学へ行きたいと思っていました。
けれど両親から、
「音楽では食べていけない」
「医師になってから、趣味で続ければいい」
と言われ、医学部へ進みました。
医師になってからも趣味でピアノを続けるつもりでしたが、仕事で疲れ切ってしまい、ほとんど弾けなくなりました。
最近、昔の楽譜を開いたときに涙が出ました。
私は自分の人生を生きていないのではないかと思ったからです。
本当は仕事を辞めて、ドイツへピアノ留学してみたいです。
プロのピアニストになれるとは思っていません。
42歳から音楽を学んで、仕事にできるほど甘い世界ではないことも分かっています。
それでも、一度でいいから、親や世間の期待ではなく、自分が本当にやりたかったことを選んでみたいです。
ただ、怖くて動けません。
医師を辞めたら、両親は絶対に反対すると思います。
父からは「せっかく医者にしたのに」と言われるでしょうし、兄からも「現実を見た方がいい」と言われると思います。
親戚にも医師が多いので、「精神的におかしくなったのではないか」と思われる気がします。
年収1,400万円を捨てることも怖いです。
今はお金に困っていませんが、独身なので、老後は自分で何とかしなければなりません。
ドイツへ行っても、ピアノで収入を得られる保証はありません。
留学して、結局何者にもなれず、お金だけ減らして日本へ戻ってきたらどうしようと思います。
それに、私はもともと特別に頭が良いわけでも、才能があるわけでもありません。
医師になれたのも、親が学費を出してくれて、何年も勉強させてもらえたからです。
ピアノも、子どもの頃に習っていただけで、音楽大学を出た人には到底かないません。
「私なんかが、今から好きなことを選んでもいいのだろうか」
「医師という安定した仕事を捨てたら、後悔するのではないか」
そんなことばかり考えてしまいます。
医師を完全に辞めるのではなく、勤務日数を減らしてピアノを学ぶ方法もあるのかもしれません。
でも、病院にいる限り、責任や患者さんのことが頭から離れない気もします。
私は医師を辞めても大丈夫でしょうか。
42歳からドイツへピアノ留学するなんて、現実逃避でしょうか。
親を失望させてまで、自分のやりたいことを選んでもいいのでしょうか。
Yoshieさんなら、私の立場だったらどうしますか?
「自費で留学する」以外の方法も探してみる
ドイツへピアノ留学したい。
でも、留学費用がかかる。
医師を辞めたら収入もなくなる。
こう考えると、「やっぱり私には無理だ」という結論になってしまいます。
しかし、留学する方法は、自分の貯金を取り崩すことだけではありません。
奨学金、研究助成金、大学や研究機関からの支援、民間財団の助成など、外部から支援を受けられる可能性もあります。
もちろん、申請すれば必ずお金がもらえるわけではありません。
それでも、最初から「全部自分で払わなければならない」と決めつける必要はないと思います。
私は過去に、精神科医の先生をイギリスへ送り出したことがあります
実は私は過去に、日本人の精神科医の先生がイギリスへ行くためのサポートをしたことがあります。
その先生も、海外で学びたい気持ちはありましたが、やはり最後に出てきたのはお金の不安でした。
海外へ行けば、渡航費、学費、現地の生活費がかかります。
日本での収入も減るため、「お金のことを考えると行けない」という状態になっていました。
そこで私たちは、「お金がないから諦める」のではなく、「どうすれば、その活動にお金を出してもらえるか」を考えました。
その先生の専門は、大人のADHDでした。
ただ海外で勉強したいと伝えるのではなく、
「イギリスで大人のADHDについて研究し、その成果をレポートとしてまとめたい」
という研究計画を作りました。
その計画で申請し、最終的に約500万円の返済不要の奨学金を獲得することができました。
借金ではありません。
研究を行うことを前提に、返済しなくていい資金を得て、イギリスへ行ったのです。
精神科医とピアノは、まったく別の道ではありません
今回の相談者も、
「精神科医を辞める」
「ピアノを選ぶ」
という二択で考える必要はありません。
精神科医としての専門性と、子どもの頃から続けてきたピアノを組み合わせることができます。
例えば、音楽と心の健康をテーマにする方法があります。
・音楽が不安や抑うつにどのような影響を与えるのか
・ピアノ演奏や音楽活動がストレスに与える影響
・高齢者の認知機能と音楽の関係
・発達特性のある人に対する音楽の活用
・医療従事者の燃え尽きと音楽活動
・精神科医療と音楽療法の連携
もちろん、相談者が現在どのような専門分野や研究実績を持っているかは分かりません。
音楽療法についても、専門的に学ぶ必要があるでしょう。
しかし、精神科医としての経験があるからこそ作れる研究テーマがある可能性は十分あります。
「ピアノを学びたい」という個人的な夢を、精神医療や心の健康に関する研究へつなげられれば、大学、病院、研究機関、財団などから支援を受けられる可能性も出てきます。
音楽を学んでいる人たちと組む方法もある
相談者が一人で、精神医学と音楽の両方を完璧に研究する必要はありません。
ドイツで音楽を学んでいる学生。
ピアノの指導者。
音楽大学の研究者。
音楽療法を専門にしている人。
精神科や心理学の研究者。
こうした人たちと共同で取り組む方法もあります。
相談者は、精神科医として患者さんと接してきた経験を持っています。
音楽の専門家は、演奏、教育、音楽理論などの知識を持っています。
それぞれの専門性を持ち寄れば、一人では作れない研究や活動が生まれるかもしれません。
音楽関係者にとっても、精神科医と一緒に「音楽が心に与える影響」を研究できることは、大きな価値になる可能性があります。
「私は音楽大学を出ていないから、音楽の世界では価値がない」と考える必要はありません。
相談者には、音楽家とは違う、精神科医としての経験と視点があります。
奨学金を取るために、夢を偽る必要はありません
ここで大切なのは、留学費用を得るためだけに、無理やり研究テーマを作らないことです。
本当に関心があることを掘り下げ、
「自分は何を学びたいのか」
「その学びを、誰のために役立てたいのか」
「日本や医療の現場へ何を持ち帰れるのか」
を言葉にしていきます。
例えば、この相談者自身が精神科医として燃え尽きかけ、ピアノを弾いたときに心が動いたのであれば、それも研究テーマを考える出発点になります。
なぜ音楽によって気持ちが変わったのか。
音楽は、心身を消耗している医療従事者を支える方法にならないか。
患者さんの回復や生活の質に、どのように取り入れられるのか。
自分の経験から生まれた問いだからこそ、説得力のある研究計画につながる可能性があります。
「できない理由」ではなく「できる方法」を探す
私たちは、何か新しいことを始めようとすると、すぐにできない理由を探してしまいます。
42歳だから遅い。
音楽大学を出ていない。
才能がない。
親に反対される。
医師を辞めたら収入がなくなる。
ドイツ留学にはお金がかかる。
確かに、どれも現実的な不安です。
しかし、できない理由だけを集めていたら、どんな夢も始まりません。
自費だけで難しいなら、奨学金を探す。
一人で研究できないなら、音楽の専門家と組む。
常勤医を辞めるのが怖いなら、非常勤で医師の仕事を残す。
長期留学が不安なら、短期プログラムから試す。
親に理解されないなら、許可をもらうのではなく、自分の計画として伝える。
「できるか、できないか」ではなく、
「どうしたらできるか」
という質問に変えるだけで、見える選択肢は増えていきます。
あなたにしか作れない人生がある
精神科医として働いてきたことも、ピアノが好きだったことも、どちらもあなたの人生です。
片方を捨てて、もう片方だけを選ばなくてもいい。
精神科医だからこそできる音楽の研究があるかもしれません。
音楽を愛しているからこそ分かる、患者さんや医療従事者の心の苦しさがあるかもしれません。
これまで自分では「遠回りだった」と思っていた経験が、二つの世界をつなぐ強みになることもあります。
できない理由を並べて、親が決めた安全な人生を続けるのか。
できる方法を探して、自分にしか作れない人生を始めるのか。
私は、この相談者には、医師という資格も、これまでの経験も、年収も、すべて使ってほしいと思います。
全部を捨てて夢へ飛び込む必要はありません。
今持っているものを使いながら、自分らしい暮らしへ少しずつ移動していけばいい。
お金が理由で、自分の人生を諦める必要はありません。
どうすれば実現できるかを一緒に考え、自分が本当に生きたかった人生を始めていきませんか。
私の回答|いきなり医師を辞めなくていい。でも、自分の人生を諦める必要もありません
結論から言うと、ドイツへ行っていいと思います。
ただし、今すぐ医師免許も収入もすべて手放し、「ピアノだけで食べていく」と決める必要はありません。
医師を続けるか、ピアノを選ぶか。
親を安心させるか、自分の夢を選ぶか。
この二択にするから、怖くなります。
医師としての収入と資格を利用しながら、少しずつ自分の人生を取り戻す方法を考えます。
あなたは頭が悪いのではなく、やりたくないことを必死に続けてきた
医学部に入り、国家試験に合格した事実は消えない
兄や周囲と比べて自分を過小評価している
親の期待に応えることが、人生の目的になっていた
「医師になったのだから幸せなはず」と思えない苦しさ
努力できたことと、その仕事が好きかどうかは別問題
ここでは、相談者が繰り返す「私は頭が良くない」「私なんか」という自己評価を整理する。
医師になった能力を認めつつ、能力があるから一生その仕事を続けなければならないわけではない。
精神科医を辞めたいと思うことは、患者さんへの裏切りではありません
精神科は決して「楽な診療科」ではない
患者さんの苦しみを受け止め続ける感情労働
自傷や自殺のリスクを抱える責任
医師自身も心身を消耗し、燃え尽きることがある
自分が限界なのに、他人を支え続けることはできない
相談者が精神科を「楽そうだから選んだ」と書いたことを責めない。
当時の本人が、自分に続けられる仕事を必死に探した結果だったと受け止める。
同時に、現在の心身の状態が深刻なら、留学や退職を決める前に、休暇、勤務調整、医療機関への相談を優先する。
「医師を辞めたい」の中に、二つの気持ちが混ざっていないか
今の病院や働き方から逃れたい
医師という職業そのものを辞めたい
親に決められた人生から自由になりたい
もう一度ピアノを弾く時間が欲しい
病院を辞めたいことと、医師を完全に辞めたいことは同じではない。
疲れ切った状態では、すべてを捨てなければ自由になれないと感じやすい。
まず何から離れたいのかを分けて考える。
ピアノ留学は「プロになるため」だけに行くものではありません
42歳からプロの演奏家を目指す必要はない
留学の価値を、収入だけで判断しなくていい
一度、自分で選んだ人生を生きることに意味がある
半年や1年の留学でも人生は変えられる
「何者かになれなかったら失敗」という考えを手放す
ドイツへ行った結果、ピアノで稼げなかったとしても、留学が失敗になるわけではない。
人生のすべてを収益化する必要はない。
自分のお金で、自分が経験したかったことを選べるのは、経済的に自立した大人の特権でもある。
親が望んだ人生を、いつまで生き続けるのか
医師になるまでの学費と支援への感謝
感謝と服従は同じではない
親がお金を出したから、一生従う必要はない
親を失望させない人生では、自分が失望し続ける
42歳の決断に親の許可は必要ない
親を悪者にする必要はない。
両親は、娘が経済的に困らないように医師という道を勧めたのかもしれない。
しかし、親の愛情や支援に感謝することと、自分の人生を親の希望どおりに生き続けることは別
年収1,400万円を手放すのが怖いのは当然です
医師の高収入は強力な安心材料
独身だからこそ、将来のお金が不安になる
医師という肩書きが自分の価値になっている
一度離れたら戻れないように感じる
周囲から「もったいない」と言われる
高収入を捨てられない自分を、勇気がないと責める必要はない。
ただし、年収1,400万円は苦しい仕事に縛る鎖ではなく、自由な人生を作るための強い武器として使える。
医師免許は、会社員の肩書きとは違う
病院を辞めても医師免許まで消えるわけではない
常勤以外の働き方を検討できる
非常勤、スポット勤務、オンライン診療などの可能性
帰国後に医療へ戻る選択肢も残せる
医師を完全に捨てずに、距離を取る方法を考える
具体的な働き方は、勤務先の規定、専門医資格の更新条件、実務経験、医療制度などを確認する。
「常勤医を辞めること」と「二度と医師として働かないこと」を分ける。
私だったら、まず半年から1年の休職・留学を考えます
有給休暇や休職制度を確認する
常勤から非常勤へ変えられないか相談する
まず短期のピアノ講習や留学を体験する
ドイツの学校、講師、年齢条件を調べる
現地の生活費と学費を具体的に計算する
帰国後の働き方も仮に決めておく
いきなり人生を永久に変える決断をしない。
まずは期限を決めて、実際にピアノ中心の生活を経験する。
半年または1年後に、医療へ戻るのか、留学を延長するのかを改めて決めればいい。
留学する前に確認したい7つのお金
1.現在の金融資産
預貯金、NISA、投資信託、iDeCo、企業型年金、保険、退職金の見込み額を確認する。
2.日本での年間生活費
勤務医として働く現在の生活費と、退職後の生活費を分けて計算する。
3.ドイツ留学の費用
学費、家賃、保険、ビザ、渡航費、楽器や練習室、生活費、一時帰国費用を計算する。
4.日本に残る固定費
住居、保険、税金、年金、スマートフォン、荷物の保管費用などを確認する。
5.帰国後の生活資金
帰国してから次の仕事が決まるまでの生活費を現金で確保する。
6.老後資金
独身であることを考慮し、留学費用とは別に老後資金を残す。
7.留学中の小さな収入
オンライン診療などが制度上可能か、医療以外の仕事ができるかを確認する。
年収1,400万円だからこそ、数年で自由を作れる可能性がある
生活水準を上げすぎない
留学資金を現金で準備する
毎月の投資額を決める
生活費の数年分を確保する
医師としての小さな収入を残す
高収入の数年間を利用して資産を作れば、「医師を続けなければ生きていけない」という状態から抜けられる。
この相談者に必要なのは、完全FIREだけではない。
資産収入、非常勤医師の収入、必要であれば別の小さな仕事を組み合わせるサイドFIREが現実的。
医師とピアノ、両方を持っていてもいい
週1〜2日だけ医師として働く
残りの時間をピアノに使う
医療者向けの音楽活動を考える
高齢者施設や医療現場で演奏する
ピアノを仕事にしなくてもいい
無理に「精神科医からピアニストへ」という華やかな転身を目指さない。
医師である自分と、ピアノが好きな自分を、どちらか一方に消す必要はない。
二つを組み合わせた、その人だけの働き方を作ることもできる。
それでも、医師を完全に辞めたいと思ったら
一度休んだ後でも辞めたいか確認する
お金の準備ができているか確認する
親ではなく自分の意思で決める
戻りたくなったときの道を残しておく
辞めた後の自分を失敗者にしない
十分に休み、短期留学を経験し、お金の準備もした。
それでも医師を辞めたいと思うなら、辞める選択をしてもいい。
医師を続けなかったからといって、これまでの努力や経験が無駄になるわけではない。
まとめ|42歳から、自分の人生を始めても遅くありません
あなたは医師になるまで、親の期待に応えるために十分すぎるほど頑張りました。
これから先も、親を安心させるためだけに、自分の人生を使い続ける必要はありません。
ただし、自由になるために、今まで築いたものを一度にすべて捨てる必要もありません。
医師としての資格と高い収入を使って、資産を作る。
常勤を辞め、勤務日数を減らす。
期限を決めてドイツへ行く。
ピアノ中心の生活を実際に経験してから、その先を決める。
目指すのは、精神科医かピアニストかを決めることではありません。
「親が望んだ人生」から、「自分で選んだ人生」へ移ることです。
42歳は、人生を諦める年齢ではありません。
自分の人生を、自分に返してあげていい年齢です。
高収入だけれど、仕事を辞めたい女性へ
「年収を手放すのが怖い」
「資格や肩書きがなくなったら、自分に価値がない気がする」
「好きなことを選びたいけれど、老後のお金が不安」
そんな方へ、LINE公式で「普通の人が2年でFIREした方法」を解説した無料講義をプレゼントしています。
プロフィールのリンクからLINEに登録して、無料講義を受け取ってください。


コメント